ハイブリッド給湯システム

ハイブリッド給湯機による床暖房

冬の寒い時期を快適に過ごせる床暖房は、多くの家庭で注目が高まっています。特に、ハイブリッド給湯機(器)を利用した温水式床暖房は、その省エネ性と快適性から選ばれることが増えていておすすめです。
このページでは、ハイブリッド給湯機による温水式床暖房の特長、ランニングコストの削減効果、便利な機能、さらには災害に対する強さから健康面のメリットまで、幅広くご紹介します。また、床暖房をこれから設置する方だけでなく、既存システムのグレードアップを考えている方に向けてもハイブリッド給湯機による床暖房設置の際のポイントを解説します。

ハイブリッド給湯システムは、エコキュートが持つヒートポンプの長所と、高効率ガス給湯機能エコジョーズの長所を組み合わせることにより、高いエネルギー効率でお湯を供給します。
エネルギーの消費量を抑えて、電気代やガス料金などの家計のランニングコストを削減しながら、キッチン(食洗器)や浴槽(シャワー)、洗面などへの日常の給湯需要だけでなく、床暖房や浴室暖房をカバーします。
ハイブリッド給湯システムを利用した温水式床暖房なら、今の生活をより快適で健康的、かつ経済的で災害時に強いものにしてくれます。

  • 「ハイブリッド給湯システム」は「ハイブリッド給湯機(器)」のノーリツ名称です。
ハイブリッド給湯システム / ヒートポンプ & ガス / 高いエネルギー効率でお湯を供給 ハイブリッド給湯システム / ヒートポンプ & ガス / 高いエネルギー効率でお湯を供給

温水式床暖房なら、ヒーターやエアコンと違い、身体に直接温風が当たることがなく、輻射熱(ふく射熱)による足元からのやさしい温かさを得られます。
また、エアコンや電気ストーブなどと違い、空気を乾燥させず湿度を保ちやすく、ハウスダストの心配もないため、皮膚や呼吸器系のトラブル防止につながります。さらには、ガス暖房や石油ストーブのように室内で燃焼させないため、頻繁に換気する必要がなく、不完全燃焼のリスクもありません。
また、ハイブリッド給湯機による温水式床暖房であれば、家全体を「均一に」快適な暖かさにできます。屋内が均一に暖かくなれば、急な冷えによるヒートショックの対策にもつながります(寒冷地では特に重要なポイントです)。

足元からのやさしい温かさ
皮膚や呼吸器系の
トラブル防止
頻繁に換気する必要がなし
家全体を「均一に」
快適な暖かさに

ハイブリッド給湯システムには、リモコン操作による温度調整、タイマー設定、エコスイッチなど、便利な機能が満載です。自分のライフスタイルに合わせて暖房や給湯をコントロールでき、より快適で便利な生活を実現できます。また、貯湯タンクは必要な時に必要なだけ湯を沸かして保温でき、エネルギー効率を高められます。

便利な機能でより快適で便利な生活を

温水式であれば、床暖房の立ち上がりが速く、寒い朝でもすぐに暖かくなります。特にハイブリッド給湯機は、タンクに貯めたお湯に加え、バックアップ給湯器の瞬発力を併せ持ち、湯切れの心配がなく安定してお湯を供給します。また、ハイブリッド給湯機は、浴室暖房やマイクロバブル機能など、快適なバスタイムをサポートするオプション機能にも対応しています。もちろん、追い焚き機能や保温機能により、いつでも温かいお湯を得られます。

温水式であれば、寒い朝でもすぐに暖かくなる

ハイブリッド給湯機は、エネルギー効率が高く、従来の給湯器に比べて光熱費を大幅に削減できます。太陽光発電システムと組み合わせることで、余剰電力を利用して給湯コストをさらに削減することも可能です。従来の給湯器よりもCO2排出量を減らし、環境負荷を大きく軽減します。

太陽光発電システムでCO2排出量を減らす

ハイブリッド給湯機は、電気とガスの両方をエネルギー源として利用するため、災害時や非常時において、より柔軟に対応できます。例えば、停電時でもガスを利用して給湯や暖房ができ、家族の健康を守るための重要な機能を維持できます。

このように、ハイブリッド給湯システムによる温水式床暖房は、便利な機能による利便性、高い性能による快適性、経済性、そして災害時への備えと安心感を合わせ持つ、現代の住宅に最適な暖房システムです。

ハイブリッド給湯機による床暖房によって、床暖房の快適さと、ガスと電気(ヒートポンプ)を組み合わせた高いエネルギー効率を同時に実現します。
しかしながら、導入を検討する際には、家族構成、ライフスタイル、住まいの広さや構造など、複数の条件を考慮する必要があります。

ガスと電気(ヒートポンプ)で高いエネルギー効率を

ハイブリッド給湯機は、家族の人数が多い世帯には特におすすめです。家族が多ければお湯の使用量も増え、給湯器にかかる負担やエネルギーコストが大きくなります。ハイブリッド給湯機は高い熱効率を持ち、大量のお湯を効率的に供給できるため、家族が多い世帯のニーズに応えることができます。また、床暖房であればハウスダストの懸念もなく、赤ちゃんがいる家庭でも安心です。もちろん、冷え性の方には特におすすめです。

家族の人数が多い世帯におすすめ

忙しい日々を送る家庭にもハイブリッド給湯機は適しています。リモコンのみならず、外出先からスマホアプリを使ってお湯張りができる機能は、帰宅後すぐにお風呂に入りたい人にとって非常に便利です。さらに、スマートスピーカーと連携して、声で操作することが可能なモデルもあり、忙しい毎日を送る家庭にとって、より便利な生活を実現します。

スマホアプリを使ってお湯張りができる機能も

新築やリフォームを検討している家庭には特に、ハイブリッド給湯機による床暖房の検討がおすすめです。新築の場合、設計段階からハイブリッド給湯機をフル活用した設備を計画することができます。
また、リフォームの場合でも、屋外設置場所にも対応するコンパクトなデザインは、狭小な住まいや特定の設置条件にも適応しやすくなっています。既存の給湯器からの交換が比較的容易で、限られたスペースにも対応可能なコンパクトなモデルもあり、住まいの広さや構造に合わせて最適な製品を選べます。
さらには、太陽光発電システムと組み合わせることで、電力消費を抑え、給湯コストをさらに削減することも可能です。

住まいの広さや構造に合わせて最適な製品を

一方で、ハイブリッド給湯機に交換できないケースもあります。例えば、建物の構造上、設置スペースが確保できない場合や、電気とガスの両方のインフラが利用できないなどです。
初期費用の都合で導入を見送られるケースもありますが、導入を検討する際には、補助金や長期使用製品安全点検制度など、利用可能なサポート制度についても調査することが重要です。

利用可能なサポート制度について調査することが重要
ハイブリッド給湯機1台につき最大15万円の補助金 ハイブリッド給湯機1台につき最大15万円の補助金

じつは、経済産業省資源エネルギー庁の「給湯省エネ2025事業」に申請すれば、ハイブリッド給湯機1台につき最大15万円の補助金が交付されます。環境負荷の少ないハイブリッド給湯機を、初期費用を抑えて、より経済的に導入したい方は、積極的に補助金を活用しましょう。

また、アフターサポートや点検・メンテナンス、故障時の修理などの対応もご確認ください。その上で、長期間使用できる製品を安心してお選びください。

このように、ハイブリッド給湯機による床暖房を導入検討する際には、家族構成、ライフスタイル、住まいの広さや構造など、複数の条件を総合的に考慮することが必要です。エコ意識の高いご家庭や、新築・リフォームを検討しているご家庭にとって、省エネ性能が高く、経済的で家族にも環境にもやさしいハイブリッド給湯機による床暖房は、理想的な選択肢となり得ます。

ノーリツは、高効率で環境にやさしいハイブリッド給湯機をはじめ、多様なニーズに応える床暖房対応製品を提供しています。これらの製品は、快適な室温を保ちながら、電気代やガス料金のランニングコストの削減にも貢献します。特に、ハイブリッド給湯機を利用した温水式床暖房システムは、冬場の寒さ対策としてだけでなく、一年を通してのバス・洗面所やキッチンをはじめとする居住空間の快適性向上に、大きく役立ちます。

シリーズ ユコア
HYBRID
ユコア HYBRID ユコア HYBRID
ユコア
HYBRID-S
ユコア HYBRID-S ユコア HYBRID-S
ユコア
HYBRID-C
ユコア HYBRID-C ユコア HYBRID-C

貯湯量

140L

140L(PV機)

130L

70L

年間給湯効率

141.1%

121.4%

125.8%

116.5%

補償対象
要件

基本要件

A要件

B要件

補助額

Aおよび
B要件

1台につき15万円

  • 一般社団法人日本ガス石油機器工業会に基づく年間給湯効率(6地域)

ノーリツのハイブリッド給湯システムの特長や、床暖房に対応した製品ラインナップを詳しく見てみる

ハイブリッド給湯システムは、ガスと電気(ヒートポンプ)を効率的に利用することで、快適な室内環境を求めるすべての家庭に、高いコストパフォーマンスを提供します。さらには、災害時や非常時にも対応できる安心設計が特長です。また、床暖房対応のハイブリッド給湯システムは、家族構成やライフスタイル、住まいの広さや構造に応じて選べる製品ラインアップを用意しており、それぞれの家庭に最適な暖房システムをご提供します。

ハイブリッド給湯機を使った温水式床暖房を取り入れることで、家の中を快適に保ちつつ、エネルギーコストの節約にも大きく貢献できます。家を新しく建てる時や、リフォームを考えている時には、このようなメリットを考慮して、専門家に相談することをおすすめします。
新しい家だけでなく、すでに住んでいる家でも、給湯設備を新しくしたり、家全体を改装したりする際に、このハイブリッド給湯機による床暖房を導入するという選択肢があります。特に、家をまるごと改築する場合は、最初から計画的に理想の暖房システムを取り入れることができます。どんなシステムを選ぶかは、家の構造や家族の人数、ライフスタイルによって変わってきますので、最適なプランや施工方法を決めるためにも、専門家にしっかりと相談することが大切です。

専門家に相談することをおすすめ

既存の給湯設備をハイブリッド給湯機に更新する際、温水式床暖房の導入を同時に検討することをおすすめします。ハイブリッド給湯機は、高効率のヒートポンプ技術とガス給湯器の機能を組み合わせているため、温水暖房用のお湯を効率よく供給できます。給湯設備の更新を検討する際には、床暖房の敷設計画も事前にしっかりと立て、配管や断熱のための施工を行うことが重要です。また、太陽光発電システムとの組み合わせも検討することで、さらなるエネルギー効率の向上と家計削減効果が期待できます。

給湯設備の更新 温水式床暖房の導入 給湯設備の更新 温水式床暖房の導入

すでに温水式床暖房を導入している住宅では、給湯器のみをハイブリッド型に交換することで、さらなる省エネ効果と快適性の向上が期待できます。ハイブリッド給湯機への交換は、特に冬場の光熱費削減に寄与し、エコジョーズやエコキュートよりも高い効率を発揮します。交換時には、既存の配管や床暖房システムとの相性を確認し、必要に応じて調整を行います。また、バスルームオプションとしてマイクロバブル浴機能を追加するなど、入浴時の機能や快適さを高めるオプションも同時に検討するとよいでしょう。

ハイブリッド給湯機への交換でさらなる省エネ効果

中古マンションを購入しリフォームを行う際にも、ハイブリッド給湯機による温水式床暖房の導入が有効かもしれません。特にスケルトンリノベーションを行う場合、床構造や配管計画をゼロから設計できるため、最適な暖房システムを導入することが可能です。ただしマンションの場合、床高の制約や共有部の配管工事の可否など、戸建てとは異なる制約があるため、十分な事前確認が必要です。リビングやキッチン、バスルームなど、屋内の快適性を高めるためにも、専門家と密に話し合い、念入りに検討しましょう。

まとめの前に、「ハイブリッドでないガス給湯器の見積もりとも比べましたが、このくらいの金額差ならハイブリッドにしようと思った」という「ユコアHYBRIDによる温水式床暖房」を導入されたお客様の声を1つだけご紹介します。

新築で家を建てるなら、絶対に入れたいと思っていたのが床暖房。(中略)乾燥しないから喉も痛くならないし、上の子どもがエアコンをつけると鼻水が出てしまうので、とても重宝しています。

事例の続きは こちらから

ハイブリッド給湯機による温水式床暖房導入のポイント

ハイブリッド給湯機による温水式床暖房の導入は、現代の住宅において快適な室内環境を実現すると同時に、エネルギー効率の向上を図ることができる重要な選択肢です。最後に、導入の際の主なポイントをまとめます。

このように、ハイブリッド給湯機による温水式床暖房の導入により、エネルギー効率の高さ、快適性の向上、災害への備えと安心感という3つの大きなメリットを得られます。

商品ラインアップ

ユコア HYBRID

フラッグシップモデル

ユコア HYBRID-S

スタンダードモデル

ユコア HYBRID-C

コンパクトモデル

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