安全な製品を届けるために
ものづくりの現場を技術で支える
/ 生産・製造技術の仕事 / | ものづくり技術部 |
---|
成果がみえる面白さ
いろいろなことに挑戦できる場所
当部門の仕事の醍醐味を一言で言うと、自分で図面に描いたものが実際に形になる、というところです。我々は設備を手がけているので、工場の機械をすぐ目の前で見られます。自分たちが立ち上げた機械が動いて、ものを作っている姿が見られるのはやりがいを感じます。オフィスと現場を行ったり来たりして現場の声を積極的に拾い、どう改良していくかを考え、効果が出たものを次に生かしていく。このプロセスを繰り返すことで、どんどん知識も増えていきます。
このような業務の中で大切になってくるのは、コミュニケーション能力と想像力です。現場の人々と関わり、生産の質を高めるには何が必要か考える。その二つの力が大切になります。また、私たちの仕事はチャレンジと失敗の繰り返しです。粘り強く取り組める人、学ぶことが好きな人が向いていると思います。
部門内はグループに分かれてはいますが、明確な区切りはなく、それぞれが柔軟に協力し合って業務を進めます。企画・開発からメンテナンスまで、全て私たちの手で行うので一人の人がいろいろな業務に関わることができるのも、魅力の一つと言えます。
常にユーザーを意識し
ものづくりを支える
私たち、ものづくり技術部は、給湯器を生産するため工程設計や金型、新規工法開発など生産にまつわる道具の設計から稼働後のメンテナンスまで一貫して行っています。また自社だけでなく、海外やグループ会社も含めて、現場の製造現場の後方支援も担当しています。
給湯器は日常生活の中で当たり前のものになってしまっているかもしれませんが、給湯器なくしては風呂は沸かせません。私たちは、「お湯に浸かっている人々の幸せをわかす」仕事をしているんだと考えています。そういった意味では、私たちの部門の最終的な目標は、給湯器のユーザーの方に安心安全な商品をお届けするということです。しかし、もっと近いところで言う私たちの顧客とは、製造現場で働いてもらっている作業員の方たち。実際の現場での困りごとや使い勝手が悪いところは、市販の設備を買って導入するだけではなかなかケアできません。同じノーリツの社員として、製造現場で働く方々に配慮したものづくりをし、笑顔になってもらう。それが私たちのやりがいになっています。そうして私たちが作った機械や設備を使って良い製品を作ってもらうことで、その先のユーザーの方々の満足にもつながっていると考えています。
時代の流れを読み
技術を効果的に活用する
これからの時代、労働人口の減少や新たな技術への適応がますます課題になってきます。「ビッグデータ」という言葉もよく耳にするようになりましたが、データを集めてくるところにとどまらず、そのデータを使ってどう生産効率を上げていくかを考えなければなりません。今はまだ私たちも手探りの段階ですが、今後はそういったトレンドも見据えて自社の設備にも展開していきます。
PROJECTNOW
- 自働化の取り組みはどのように進められているのですか?
- 以前から部分的に機械を導入したりはしていたのですが、最近では最初から最後まで一貫して、ラインを自働化しようという流れになってきました。人が行っている単純作業を自働化し、人にはもっと付加価値の高い作業をしてもらうための取り組みです。
- 現在の課題は何ですか?
- 一般的に機械には無理だと考えられている人の感覚に頼った検査や複雑な組み立てを、いかに自働化していくかというところです。人の感覚に頼った作業や検査から曖昧さを排除して数字で表せるように、構想から試験、導入、その後の不具合への対応まで全て私たちの手でやります。こうして一連の流れを全て一つの部門内でやりきってしまうところはノーリツらしさと言えるかもしれません。
- これからの展望をお聞かせください。
- 世間ではIoTやスマートファクトリーといったことが騒がれておりますが、ノーリツではこれからの取り組みとなります。 ノーリツらしいIoT、スマートファクトリーとは何かを考え、その効果を最大限に活用できる生産システム・自働化ラインを構築していきます。