ドーハ2019世界陸上競技選手権大会 マラソン女子日本代表
"世界陸上の舞台で、今持っている自分の力を試したい"
2019年9月27日にドーハ(カタール)で開幕する 「ドーハ2019世界陸上競技選手権大会」の女子マラソン競技に、ノーリツ女子陸上競技部の中野円花(なかの・まどか)選手が日本代表として出場する。大会本番まであと1か月と迫る8月下旬、チームの合宿地・北海道で中野選手にインタビューを実施した。
世界陸上競技選手権大会の日本代表に選出されて、周囲の反応は?
中野選手:「代表選手の発表時は、アメリカのアルバカーキで合宿中でした。同じ陸上部の後輩からは『おめでとう動画』が届きました。地元の友人やお世話になった先生からもお祝いの言葉をいただき、実感がわきました。」と、代表選手に決定した当時を振り返る。MGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)への出場権を獲得して以降、「世界を目指すことを身近に感じるようになった」という中野選手。代表選出時には「世界陸上の舞台を選んで、今持っている自分の力を試したいと思うようになりました」とコメントした中野選手は、多くの人の言葉にも支えられながら、世界陸上という大きな舞台へチャレンジする。
レース前はケーキで!
中野選手はとっても明るくて、チームでもムードメーカー。しかしレースの前は緊張することも多いという。レース前日はどのように過ごすのか。中野選手:「レース前日は、ケーキを食べます。イチゴショートでも、チョコレートケーキでも種類は何でも良くて、近くで手に入るところで買って食べます。これは尊敬するまり先輩(同陸上部・小﨑まり選手)の影響かな。あと、気分転換として好きなアイドルの動画や音楽を聴くことで、気持ちをリセットしています」ドーハでもケーキが手に入り、レース本番では最高の走りを見せてくれることを期待せずにはいられない。
ドーハまであと1か月「世界で戦える選手になりたい」
取材をした2019年8月下旬。世界陸上まであとおよそ1か月。ここまでの練習のようすを聞いた。中野選手:「今まで日本選手権さえも出場したことが無く、大きな大会の経験がないため練習の出来栄えはよくわからないですが、あえてつけるなら50点。あと1か月、やれることをしっかりやりきりたい。言い訳せずに、残された時間でどれだけ納得のいく練習ができるかを意識していきたい」ひとつひとつの言葉に決意を込めて話しているようすが印象的だ。北海道で実施中の合宿では、チームメンバーや他チームの選手にも刺激を受けながら、必然的に力が入る。
みなさんの応援がチカラに!応援よろしくお願いします!
ドーハで行われる世界陸上女子マラソンは、日本時間の9月28日(土)5時59分スタートだ。最後に中野選手から応援をしてくださる方に向けたメッセージをいただいた。中野選手:「リアルタイムで応援してくださる方には、朝早くから起きて応援していただき、ありがたいなと思うところと、申し訳ないなというところが率直なところです。ただし、応援してくださっている方々の目も覚めるような走りを見せて、眠気をふっとばしたい!と思いますのでご期待ください。応援、よろしくお願いします!」