ミスト保湿浴のススメ
03:美容と健康に効く!発汗の効果
いい汗かいて手に入れよう!すこやかボディとしっとり美肌
気持ちのいい汗、かいてますか?
最近、いい汗をかいてますか? 1年を通じて、エアコンの中で過ごすことが多くなった現代人は、汗をかきにくくなったといわれています。汗をかかないと、身体の中には老廃物が溜まって、なんとなく調子が悪い、身体が重いということに…。
体調の維持には適度なスポーツがおすすめですが、これは運動による発汗で老廃物が排出され、血液をキレイにしてくれるためです。また、汗は体温や体内の水分量を調整する役割も担っています。汗をかきにくい人は、身体に熱がこもって自律神経のバランスを乱したり、余分な水分によりむくんだりすることも少なくありません。
健康のためには、発汗を習慣にすること。すぐに始められるウォーキングなどの運動で、毎日、いい汗をかくようにしたいものです。
乾燥肌もオイリー肌も、発汗で美肌に
部屋の中ではエアコンのおかげで汗が出ない、外では化粧崩れが気になるから水分は控えめにして汗を抑える。毎日運動するなんてとてもムリ!そんな汗かきベタな人は、毎日のおふろタイムをいい汗をかく時間にしましょう。
汗かきベタは身体によくないだけでなく、美容の大敵でもあります。水分を抑えて汗をかかないお肌は、カラカラの乾燥肌に。美しいメイクを崩さないための努力が逆効果になってしまいます。
逆に、テカテカのオイリー肌の人は、皮膚全体に老廃物がたまりがち。とくに毛穴の奥や小鼻のまわりなどは、発汗が少ないと汚れが残ってしまいます。
肌のタイプは違っても、汗をかいて皮膚の老廃物を押し出す習慣が美肌をつくる秘訣(ひけつ)。おふろでも汗が出にくい人は、入浴前にミネラルウオーターやスポーツドリンクを飲んでおくと発汗を促せます。
汗をかきにくくなったのは何故?
人間の汗腺の数は、全身に200~500万個あるとか。熱帯・寒帯などの地域や育った環境によって違いが出てくるのですが、体温調整を図ってくれる「能動汗腺」の数は生後2歳頃までに決まるといわれています。それまでにしっかり汗をかかないと、汗腺の数が増えず汗をかきにくくなってしまうのです。
快適なエアコンに頼って、赤ちゃんに汗をかかせないのはよくないというわけです。ちなみに、汗かきベタはクーラーやエアコンが普及した1970年代以降生まれの人に増えているとか。
体質改善には運動や入浴などで汗をかいて、「能動汗腺」の機能を復活させることがポイントです。