ミスト保湿浴のススメ

02:身体にやさしい入浴スタイル

ココロとカラダをピカピカに磨く!新おふろスタイル「保湿浴」

オーソドックスな「全身浴」の効能と注意事項

浴槽に全身つかって、の~んびり! これが、いままでの入浴の標準的なスタイルだった「全身浴」。お湯の「静水圧効果」により、コリやむくみを解消してくれる効果があります。でも、全身に水圧がかかるため、肺や心臓などに負担がかかるのが難点。

また、「全身浴」でリラックス効果を高めるためには、42℃以上の熱めのお湯に入るのは避けましょう。肌がふやけるほど浴槽に長くつかりすぎるのもおすすめできません。特にお年寄りや高血圧の方はご用心!

おなじみになった「半身浴」の効能

そこでおすすめしたい入浴法が、おなじみになった「半身浴」です。38~40℃のぬるめのお湯に、下半身をできるだけ伸ばして、みぞおちあたりまでつかりましょう。下半身からじんわり身体の芯まで温まり、15~20分もすると驚くほど汗が流れてきます。身体へ負担をかけずに血行がよくなり、スムーズな発汗で新陳代謝が促され、心身ともにスッキリ!

寒い季節には、肩に乾いたタオルをかけると上半身のひんやり感を防げます。なお「半身浴」でも、次に紹介する「保湿浴」をプラスすれば上半身が寒くなることはありません。

最新のスタイルは、発汗がスムーズな「保湿浴」

「全身浴」よりスムーズに新陳代謝を促す「半身浴」。 その効果を、さらに高めるのが手軽にエステ気分を味わえる新しい入浴スタイル「保湿浴」です。ミストとは霧のことで、体温より少し熱めのお湯を浴室内や、直接全身に霧状に噴射して、バスルームを暖かく高湿度の状態にして楽しむ入浴法です。

高温で乾燥した一般的なサウナとは異なり、浴室全体が水分で覆われるため、肌や髪へのダメージも少なく、うるおいを保ちながら新陳代謝を促すことができます。

お肌は無数の水滴によって包まれている状態ですから、汗腺が短時間でゆるみ、老廃物の排出がさらにスムーズに…。何より、冬でも上半身の寒さを感じることなく全身の血行が高まりますから、湯あがり後もポカポカです。

「全身浴」よりスムーズに新陳代謝を促す「半身浴」

肌のうるおいは、入浴法によってかなり異なってきます。
「半身浴」+「保湿浴」が最も発汗を促すスタイルとして注目されています。

肌うるおう「保湿浴」
入浴方法(湯温、入浴時間) 水分量
入浴前 31%
入浴方法(湯温、入浴時間) 水分量
保湿浴+半身浴(38℃、20分) 38.6%
保湿浴 36.5%
全身浴(42℃、10分) 33.6%
半身浴(38℃、20分) 31.7%
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