太陽エネルギーシステム 太陽熱 Q&A
みなさまから、よく寄せられるご質問を集めました
太陽熱利用システム
南側に高い建物や樹木などの障害物があって日陰になると極端に集熱効果が悪くなります。一年を通じて日照時間が最も短い冬至に、一日に最低6時間日照が確保できる場所に設置してください。
太陽熱温水器の設置角度は、集熱板が太陽光に対して直角になるのが理想的です。地域によっても異なりますが、一般的に夏場に多く集熱したい場合には傾斜角度を小さく(10°~20°)、冬場に多く集熱したい場合は傾斜角度を大きく(40°~60°)すると効率的ですが、季節によっての架台角度の調整はコストも高くつくので、屋根の傾斜角度が15°~40°の範囲なら、そのままベタ置きすれば良いでしょう。
機種にもよりますが、暖かい地方で日中が快晴であれば入浴できるくらいの温度にはなります。もし天候が悪く、低い温度しか得られない日は、追いだきまたは、高温差し湯をして温度を上げてください。こういう場合でも、冷水から沸き上げたり、最初からお湯を落とし込むのに比べれば、少ない燃料費ですみます。
設置される地域の気候や天候、また太陽熱温水器の機種や設置条件によっても異なります。一般的に冬の快晴日の場合で入水温プラス約25℃~30℃、夏の快晴日なら約30℃~35℃以上も上昇したお湯が得られます。
SJシリーズは、ボールタップでソーラー用タンクに給水する方式のため、水道法上は雑水扱いとなるので、その湯(水)と、水道直結した給水を混合水栓に接続する事は、クロスコネクションとなり水道法で禁止されています。
VFシリーズ、UFシリーズ、SJQシリーズには使用できます。
機種によっては屋根への負担が軽いものもあります。配管工事なども比較的簡単に施工できますので、既築住宅にも安心して設置していただけます。
太陽熱温水器をセミ貯湯タイプの当社給湯機器の一次側に接続する場合は原則的には必要です※。もし取り付けないと給湯機器は破損します。当社熱源機器の二次側に切り替えて使用される場合や、当社直圧式給湯機器の場合は必要ありません。
※ただし給水圧が充分とれない場合は不要の場合もあります。
保証対象外となりますので、弊社指定の不凍液を使用してください。
非常時などの場合は、貯湯タンクに貯まっているお湯は利用することができます。(SJQは除く)
SJシリーズは上部採湯方式を採用しており、タンク内が湯水に至るとエア噛みの可能性があるため、日常的な間欠採湯運用は対応していません。また、季節にもよりますが、タンク内全体を高温にするまで時間がかかる場合や、タンク下部の水が十分に温まっていない場合に、下部採湯方式では必要な高温水を取り出せないため、上部採湯方式を採用しています。
※ソーラーへの給水を止めてお湯を使用し、タンク内が空になればまた給水する。