ハイブリッド給湯システム

ハイブリッド給湯機と太陽光発電の組み合わせで経済的でエコな生活を実現

ハイブリッド給湯機(器)と太陽光発電を組み合わせれば、経済面でも環境面でも大きなメリットがあります。太陽光で発電した余剰電力を有効に活用することで、電気料金の節約や省エネ効果を最大限に引き出せます。このページでは、ハイブリッド給湯システムと太陽光発電システムの組み合わせで得られるメリットや仕組みについて詳しく解説します。

一般家庭のエネルギー消費量のうち、約50%を占めるのが給湯および暖房です。ハイブリッド給湯機と太陽光発電の組み合わせによって、余剰電力を給湯や暖房に活用すれば、省エネ対策や光熱費の節約につながります。
昼間に太陽光発電の余剰電力を活用して貯湯することで、夕方〜夜の時間帯におトクにお湯を供給できます。さらに、ヒートポンプユニットの技術を活用したハイブリッド給湯機は、従来のガス給湯器に比べて一次エネルギー消費量を大幅に削減できるため、家庭のCO2排出量の削減にもつながります。

  • 建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報(国立研究開発法人建築研究所 協力:国土交通省国土技術政策総合研究所)によるエネルギー消費性能計算プログラムより(6地域)
余剰電力を給湯や暖房に活用
  • 建築物のエネルギー消費性能に関する技術情報(国立研究開発法人建築研究所 協力:国土交通省国土技術政策総合研究所)によるエネルギー消費性能計算プログラムより(6地域)

ここではハイブリッド給湯機の主な特徴や、太陽光発電システムと組み合わせるメリットについて紹介します。

ハイブリッド給湯機とは、ガスと電気を組み合わせて効率的にお湯を沸かす給湯器です。通常時は空気熱を利用したヒートポンプユニットでお湯を沸かすため、従来のガス給湯器に比べて一次エネルギーの消費量を大幅に削減できます。お湯はりや追い焚きの際には、バックアップ熱源機も活用して、湯切れなく大量のお湯を沸かせます。余計なエネルギー消費を抑えることで、ランニングコストの節約に大きく貢献します。

余計なエネルギー消費を抑えることで節約に

ハイブリッド給湯機と太陽光発電システムを組み合わせることで、余剰電力を有効に活用し、エネルギー効率を最大限に引き上げられます。例えば、日中に太陽光発電システムが発電した電力をハイブリッド給湯機で利用し、貯湯タンクにお湯を蓄えます。余剰電力は自家消費や余剰売電に利用できます。

  • 蓄電池がある場合のみ
余剰電力でエネルギー効率を最大限に活用

ハイブリッド給湯機と太陽光発電を組み合わせることで、主に2つのメリットが得られます。

  • 環境に配慮した省エネ性
  • 省エネだから経済性が高い

それぞれのメリットについて解説します。

ハイブリッド給湯機はガスと電気を利用して、効率よくお湯をつくるため、経済的なメリットが大きいのが特徴です。さらに太陽光発電システムと連動させ、余剰電力を有効活用することで、ランニングコストの大幅削減が可能になります。

太陽光発電システムが日中に発電した余剰電力は、ハイブリッド給湯機でお湯を沸かすために使われます。電力会社からの電力購入量を減らすことができるため、電気料金の節約に繋がります。

電気料金の節約に

ハイブリッド給湯機の土台は、ガスと電気(ヒートポンプ)を上手に活かしてお湯をつくる仕組みです。したがって、従来のガス給湯器に比べ、一次エネルギー消費量を大幅に削減できます。そこに太陽光発電システムを組み合わせて、再生可能エネルギーを有効活用すれば、月々の光熱費をさらに節約できます。

太陽光発電システムを組み合わせて
光熱費をさらに節約

ハイブリッド給湯機は、環境負荷を低減する給湯器です。太陽光発電システムとの組み合わせで余剰電力を有効活用すれば、より省エネルギー効果を高めることができます。

ハイブリッド給湯機はヒートポンプを活用してお湯を沸かすため、従来のガス給湯器と比較してCO2排出量を大幅に削減できます。そこに太陽光発電システムを組み合わせて、発電した余剰電力を使ってお湯をつくれば、カーボンニュートラルな社会の実現にさらに貢献できます。

従来のガス給湯器と比較して
CO2排出量を大幅に削減

太陽光という再生可能エネルギーを活用することで、家庭のエネルギー効率が向上します。例えば日中に太陽光発電の余剰電力でお湯をつくれば、CO2排出をともなうガスの利用を減らすことも可能です。

太陽光を有効活用

ハイブリッド給湯機は、停電や災害時においてもその真価を発揮します。太陽光発電システムとハイブリッド給湯機を組み合わせることで、非常時でも安定した生活インフラを確保できます。

一時的な停電の場合は、太陽光発電で得られる電力とガスを使ったバックアップ熱源機でお湯をつくります。日射量によって太陽光発電の発電量が落ちても、ハイブリッド給湯機ならガスを使って安定した給湯が可能です。

ハイブリッド給湯機なら安定した給湯が可能

電気とガスの両方が停止した場合は、太陽光発電で得た電気を利用してヒートポンプでお湯をつくります。
非常用電源の蓄電池を併用して備えておく工夫も必要です。

  • HYBRID-Sのみ
非常用電源やカセットコンロも備えておく

電気と水道が同時に停止した場合は、太陽光発電で発電した電力とガスを使ってお湯をつくります。ただし、水道が使えないため、貯湯タンクの水を節約することが肝心です。

貯湯タンクの水を節約することが大切

電気・ガス・水道がすべて止まった場合でも、ハイブリッド給湯機の貯湯タンクと太陽光発電システムを活用すれば、数日間であれば最低限度の生活インフラを確保できます。※1
ノーリツの『ユコアHYBRID』シリーズなら、電気とガスが両方止まっても、太陽光発電で発電した電気を使ってヒートポンプでお湯をつくります。さらに、満タンまで貯湯していれば、トイレ35回分の生活用水を賄えます。※2

  • ※1HYBRID-Sのみ
  • ※2トイレでの給水に必要な水量を4L/回とした場合。トイレの機種によって必要な水量は異なります。ユコアHYBRIDで最大140L貯湯していた場合。
満タンに貯湯で、トイレ35回分の
生活用水を賄えます
  • ※1HYBRID-Sのみ
  • ※2トイレでの給水に必要な水量を4L/回とした場合。トイレの機種によって必要な水量は異なります。ユコアHYBRIDで最大140L貯湯していた場合。

ノーリツの『ユコアHYBRID』は、ヒートポンプ給湯器と高効率ガス給湯器(エコジョーズ)の長所を融合させたハイブリッド給湯システムです。計3種類の製品ラインアップで、貯湯量の違いや暖房機能の有無など幅広いニーズに対応しています。

シリーズ ユコア
HYBRID
ユコア HYBRID ユコア HYBRID
ユコア
HYBRID-S
ユコア HYBRID-S ユコア HYBRID-S
ユコア
HYBRID-C
ユコア HYBRID-C ユコア HYBRID-C

対応住宅

戸建て

戸建て

戸建て、集合住宅

貯湯タンク容量

140L

130L

70L

給湯機能

お湯はり機能

温水暖房機能(床暖房)


暖房なしも選択可能


暖房なしも選択可能

消費優先モード

  • ※1「ハイブリッド給湯システム」は「ハイブリッド給湯機」のノーリツ名称です。また、出所によって「給湯器」または「給湯機」と表記の違いが見られますが、どちらも同じ給湯システムを指します。

『ユコアHYBRID』シリーズでは、消費優先モードが搭載されています。
しかし従来の『ユコアHYBRID』では、太陽光発電の自家消費を優先する機能(消費優先モード)をユーザー自身が設定する必要がありました。当製品では、消費優先モードを標準とすることで、さらなるZEH普及をサポートします。
ここでは、戸建用『ユコアHYBRID』太陽光発電消費優先モードの主な特長を4つ紹介します。

  • ZEH:Net Zeo Energy Houseの略。断熱×省エネ×創エネで家のエネルギー収支を概ねゼロにすることを目指した住宅。

太陽光発電で発電した余剰電力の買取価格(新築の人のみ)は、年々下落傾向にあります。2023年時点における買取単価は、kWhあたり16円で、2012年時点と比べるとわずか3分の1の金額です。

さらに2019年11月以降になると、固定価格買取制度(FIT)による買取期間が終了する(=卒FIT)家庭も増加します。 太陽光発電の余剰電力は、売電するよりも自家消費するほうが有利な時代へと変わりつつあります。

  • 卒FIT後は買取りは買取価格が変わります
  • ※ 出所 : ノーリツ
  • 【試算条件】
  • 年間給湯・保温負荷 18.3GJ
  • LPG料金4.9円/MJ※出典元:石油情報センター(平成28年度月次平均価格(50㎥)データの単純平均より)
  • 東京電力従量電灯B契約料金に準拠、東京地区、戸建住宅・4人家族、太陽光発電あり(4kW)
約97,000円(約79%)削減 約97,000円(約79%)削減
  • 卒FIT後は買取りは買取価格が変わります
  • ※ 出所 : ノーリツ
  • 【試算条件】
  • 年間給湯・保温負荷 18.3GJ
  • LPG料金4.9円/MJ※出典元:石油情報センター(平成28年度月次平均価格(50㎥)データの単純平均より)
  • 東京電力従量電灯B契約料金に準拠、東京地区、戸建住宅・4人家族、太陽光発電あり(4kW)

『ユコアHYBRID』太陽光発電消費優先モードでは、太陽光発電によってつくり出した電力を積極的に自家消費してお湯を供給します。従来型給湯器(LPガス)と比べると、年間あたりの給湯・保温光熱費を約114,200円(約75%)も削減可能です。『ユコアHYBRID』の通常モードと比べても、年間約15,000円ほどの節約効果が期待できます。

  • 【試算条件】
  • 平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)Ver3.5.0」(6地域)により算出。
  • 年間給湯・保温負荷 18.3GJ
  • 従来型給湯器:2006年度基準エネルギー消費効率81.7%、エコジョーズ:モード熱効率 92.5%
  • LPG 料金5.9円/MJ ※出典元:石油情報センター(令和4年度月次平均価格(50m3)データの単純平均より)
  • 電気料金31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金の目安単価」より)
  • 太陽光発電:日射地域区分A4、4kW 結晶シリコン系屋根置き型、南向き東西15度未満の勾配30度
従来型の給湯器と比べて年間約114,200円(約75%)削減 従来型の給湯器と比べて年間約114,200円(約75%)削減
  • 【試算条件】
  • 平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)Ver3.5.0」(6地域)により算出。
  • 年間給湯・保温負荷 18.3GJ
  • 従来型給湯器:2006年度基準エネルギー消費効率81.7%、エコジョーズ:モード熱効率 92.5%
  • LPG 料金5.9円/MJ ※出典元:石油情報センター(令和4年度月次平均価格(50m3)データの単純平均より)
  • 電気料金31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金の目安単価」より)
  • 太陽光発電:日射地域区分A4、4kW 結晶シリコン系屋根置き型、南向き東西15度未満の勾配30度

『ユコアHYBRID』太陽光発電消費優先モードでは、従来のガス給湯器と比べて年間のCO2排出量を約70%(約1,073kg)削減できます。家庭全体の環境負荷を大幅に軽減し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献します。

年間CO2排出量 年間CO2排出量

「家全体の一次エネルギー消費量」は、家庭の各設備の一次エネルギー消費量から、太陽光発電電力の自家消費分を差し引いて計算します。『ユコアHYBRID』太陽光発電消費優先モデルを使用した場合、家全体の一次エネルギー消費量は44.4GJで、基準値と比べて約45%の削減となります。

  • ※ 出所 : ノーリツ
  • 平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラムVer.3.3.1」にて算出
家全体の一次エネルギー消費量比較 家全体の一次エネルギー消費量比較
  • ※ 出所 : ノーリツ
  • 平成28年省エネルギー基準に準拠した「エネルギー消費性能計算プログラムVer.3.3.1」にて算出

ハイブリッド給湯機と太陽光発電の組み合わせのポイント

ハイブリッド給湯機と太陽光発電を組み合わせして、余剰電力を有効活用し、省エネと光熱費の削減に大きな効果を発揮します。太陽光発電システムが日中に発電した電力を自家消費することで、一次エネルギー消費量やCO2排出量を大幅に削減。災害時や停電時にも強く、万が一の事態に備えるためにも賢い選択肢です。ノーリツの『ユコアHYBRID』シリーズは、これらのメリットを最大限に活用できる製品です。

商品ラインアップ

ユコア HYBRID

フラッグシップモデル

ユコア HYBRID-S

スタンダードモデル

ユコア HYBRID-C

コンパクトモデル

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