ノーリツ、カーボンニュートラル実現に向け 当社初、小型業務用エコキュート/業務用ハイブリッド給湯システムをラインアップ~環境配慮型商品のラインアップ拡充で低炭素社会へ貢献~
湯まわり設備メーカーの㈱ノーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証プライム上場)は、当社初の小型業務用エコキュートをラインアップし、2022年10月3日(月)に発売をします。(製造:三菱電機株式会社) なお、本商品は、同日に発売する当社製の制御ボックスとセットでご利用いただくことで、業務用給湯器と併用できるハイブリッド給湯システムとして機能します。
当社は、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、2030年までに国内で製造・販売する製品使用時のCO2排出量30%削減(2018年比)を目標に掲げ活動を進めています。空気の熱を利用してお湯を沸かす電気式給湯機のエコキュートは、CO2排出量を従来型給湯器と比べて約52%※1削減します。また、今後、カーボンニュートラル実現に向けた国の施策から、業務用分野でも電化需要が加速することが予想されます。脱炭素の推進、および業務用の電化ニーズ拡大に応えるため、業務用分野でのエコキュートのラインアップを拡大しました。
今回の商品は、タンク内が湯切れをした際に信号を受信する当社製の制御ボックスを使用することで、従来の業務用エコキュートの不安要素であった湯切れを防ぎつつ、エコキュートと業務用給湯器を組み合わせるハイブリッド給湯システムとして活用できます。
業務用利用では、使用湯量が曜日や季節によって大きく変動しやすく、給湯量の想定を超える場合に、業務用エコキュートでは湯切れを起こすこともあります。その対策として複数台の連結設置が主流です。業務用ハイブリッド給湯システムでは、湯切れ時に業務用給湯器がバックアップ熱源として作動するので、導入コストを抑えながらも、湯切れによるダウンタイムを抑制するため業務への支障を防ぐことが可能です。
小型業務用エコキュート/業務用ハイブリッド給湯システムの特長
① CO2排出量を約52%※1※2削減
② ノーリツ製の制御ボックスとセットで使うと、ノーリツ製業務用給湯器と併用するハイブリッド給湯システムに。“湯切れ”を防止し、ダウンタイムを抑制
③ 業務用エコキュートのシステムの規模を小さくでき、省設置スペース・
省イニシャルコストを実現
湯切れ時のバックアップの仕組み
【業務用ハイブリッド給湯システムの構成図】
■湯切れ時のバックアップの仕組み
➀エコキュートは、タンクのお湯を使い切ると開閉弁を閉じ、湯切れの信号を制御ボックスへ送信
➁制御ボックスは電磁弁に信号を送り、電磁弁を開放
➂電磁弁が開くことで配管の水が流れ、バックアップ用の業務用給湯器からお湯が供給される
当社は本製品ラインアップにより、業務用分野において、CO2排出量やランニングコストを抑えながら湯切れの不安のない給湯システムを提案し、多様化するニーズに対応することで環境配慮型商品の拡販を進めます。
なお、「エコキュート」の名称は、電力会社・給湯機メーカーが推奨する自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機の愛称です。
■ 価格・仕様
【参考】小型業務用エコキュートの環境性能
小型業務用エコキュートは空気中の熱を利用した「ヒートポンプ方式」で、少ない電気で効率よくお湯を沸かせるのが特徴です。従来型のガス給湯器と比較すると、CO2排出量を約52%削減することが可能であり、給湯光熱費も約53%削減できます。
※1≪条件≫地域:名古屋●使用湯量1日あたり2,000L●電気:中部電力業務用電力(高圧)16.13円/kWh(夏季)・15.14円/kWh(その他季)●都市ガス129.82円/m3 ※2 業務用エコキュート単体の場合
【参考2】 ノーリツグループのカーボンニュートラル実現に向けた2022年設定新目標
※ニュースリリースに記載されている内容は、発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますので、ご了承ください。