スマートフォンで、宅外からでも入浴状況の確認が可能に。「おふろの見まもり」機能でヒートショックなどの入浴事故を低減～ 主力の高効率ガスふろ給湯器『ＧＴ-Ｃ2462シリーズ』をリニューアル ～

湯まわり設備メーカーの㈱ノーリツ（本社：神戸市、代表取締役社長：腹巻知、資本金：201億円、東証一部上場）は、高効率ガスふろ給湯器エコジョーズ『GT-C2462シリーズ』およびIoT技術を導入した無線LAN対応給湯器リモコンをリニューアルし、スマートフォンを通して遠隔（宅外から）でも入浴状況を把握できる“おふろの見まもり”機能を拡充し、2021年3月1日（月）に発売します。

近年、高齢者の浴槽での入浴事故（溺死）は増加傾向にあり、2007年と2019年の発生件数を比較すると6割以上の増加となり^※1、社会課題となっています。
2017年、当社は入浴事故対策の一助となることを目的に、「おふろの見まもり」機能を業界で初めて開発しました。浴室リモコンの人感センサーと、給湯器本体の水位センサーで、浴室への入室および入浴状況を検知し、台所リモコンや宅内の無線LANと繋がったスマートフォンなどのアプリ画面で確認できる機能です。従来は宅内からの確認のみでしたが、新機種より宅外からでも入浴者の見まもりが可能となり、さらにリモコンの音声による呼びかけ、応答の有無の確認が新機能として加わりました。

設定した入浴時間が経過すると、アプリにアラームで通知します。呼びかけ機能では、アプリ画面から「今すぐ呼びかけ」をタップすると、浴室リモコンから入浴者に『アプリから呼びかけがありました』と音声が流れます。その後、入浴者が点滅している浴室リモコンのスイッチを押すと、アプリ画面に「応答がありました」と表示され、宅外からでも入浴者の状況を確認できます。

当社は、本製品により「外出先からも家族の入浴状況を確認したい」というお客さまのニーズに応え、増加傾向にある入浴事故の防止に取り組み、多くのご家庭に“安心”をお届けしてまいります。

■追いだき配管の汚れの度合いを予測して洗浄する「スマート配管クリーン」を搭載
おふろの使用状況に応じて追いだき配管を自動洗浄する新機能「スマート配管クリーン」を、『ＧＴ-Ｃ2462シリーズ』に搭載しました。当社調べのアンケート（n=2,000）では、約70％の方が「追いだき配管の汚れが気になる」と回答しています。これまでは浴槽の排水時に一定の温度と量のお湯を追いだき配管に流して洗浄していましたが、最新機能「スマート配管クリーン」は“入浴者の人数”、“おふろの設定温度”、“気温”の3つの情報から追いだき配管の汚れ度合いを想定し、流すお湯の温度と量を自動的に調整して洗い流すよう進化しました。

■UV除菌機能搭載の「プレミアムタイプ」に、据置形を追加ラインアップ
当製品の最上位機種である「プレミアムタイプ」は、おふろのお湯をUVランプで除菌する、“UV除菌機能”を備えています。昨今の衛生意識の高まりから、好評を得ている機能です。この度の新製品では従来の壁掛形に加えて、据置形をラインアップしました。住宅の壁面に給湯器を設置したくないお客さまのニーズにお応えいたします。

■非常時にも対応
停電時にガスと水道が開通していれば、非常用電源^※2の電気を利用して、お湯が使えます。

※1：厚生労働省「人口動態統計」より。高齢者（65歳以上）の家及び居住施設での「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は、2007年では2,939人、2019年では4,858人となっている。
※2：使用できる非常用電源 ： Honda発電機　EU9iGB（エネポ）
・無線LAN対応給湯器リモコン RC-G001EW-2マルチセットは、46,800円（税抜）です。
・「スマート配管クリーン」は、プレミアム・スタンダード（フルオート）のみの機能です。

【参考情報】
■「スマート配管クリーン」説明動画

■無線LAN対応給湯器リモコン紹介ページ