長期使用製品安全点検制度に基づく「法定点検」と制度に準ずる「あんしん点検」の開始について～ハガキ、リモコン表示などで点検時期を通知～

湯まわり設備メーカーの(株)ノーリツ（本社：神戸市、代表取締役社長：國井総一郎、資本金201億円、東証一部上場）は、ガス・石油機器などの経年劣化による重大事故を抑制するために、機器を長期間ご使用のお客さまへの点検のお知らせを開始いたします。

2017年12月から消費生活用製品安全法^※1 により定められた、長期使用製品安全点検制度に基づき、家庭用特定保守製品^※2をご使用のお客さまへ「法定点検」（有償）のお知らせを開始いたしました。同制度は設計標準使用期間における機器の点検を法令で定めたものです。また、2018年3月からは同制度に準じた「あんしん点検」（有償）のお知らせをお客さまに行ってまいります。あんしん点検は、長期使用製品安全点検制度で定められた特定保守製品以外の製品をカバーする当社が自主的に推奨する点検^※3になります。

当社は、同制度が施行される3カ月前の2009年1月製造分から順次対象となる機器の所有者登録を開始しております。機器製造年月より9年後からの点検開始期間を迎えるにあたり、対象機器の所有者票を登録いただきましたお客さまへ「法定点検のお知らせ」または「あんしん点検のお知らせ」の通知を発送し、「法定点検」および「あんしん点検」を受けていただくようお願いしてまいります。

所有者票の登録をいただけていないお客さまには、点検のお知らせ通知をお送りできないため、今後とも末永くお使いいただきたい気持ちと点検のお知らせを兼ねて、給湯機器は、リモコンに「88（888）」を表示し、風呂釜、小型湯沸器、ビルトイン式食器洗い機は、機器ランプ点滅で点検時期のお知らせをいたします。^※4

長期使用製品安全点検制度は、2007年2月の小型湯沸器の事故など、経年劣化が原因の重大事故が発生したことを受け、2009年4月1日に施行されました。製品評価技術基盤機構（ＮＩＴＥ）によると、10年以上使用した風呂釜や給湯器が発火するなどの事故が2012年から2016年の5年間に435件おきています。

今後もガス・石油給湯機器を提供するメーカーとして、長期間ご使用の機器への点検を確実に実施し、お客さまに安心して製品をご使用いただけるよう努めてまいります。